C900イグニッションキー回らず!
一番上の画像はC900のシフトレバー及びイグニッションキーシリンダー周りの構成
部分です。過去ネタですが大型連休の最中、出先で突然イグニッションキーシリンダーが
回らなくなったとの事‥ 取り合えずロードサービス等で地元の修理工場へ運び、連休明け
見てもらう確約を取ったとの事、が、しかし‥ 連休明け見てもらうも途中リタイヤされた
らしくユーザー様自ら積載にて当店まで‥
確認するまでもなくキーシリンダーは回らない、勿論OFF状態なのでキー自体はシリンダーから
抜けますが‥ キーシリンダー本体の疑いもあるが正直、シフト及びイグニッション関係のトラブルが
未だ無い為ここ系の構造は未知数、リストにて有る程度の構造を把握し、ユニット自体をゴッソリ
取り外し確認していく(この時点で一番下の画像の状態に成っていた筈なのだが未だ気づいていない)
ユニットをあっち角度、こっち角度からながめ廻しても異常は見当たらず、取り合えずキーシリンダーを
外しフリーにして点検するしかないかと思っている矢先、一時作業は中断、次の日何気にキーシリンダー
を回すと動くではないかぁ!!!
な、なんで? まさにきつねに抓まれた気分!再度ユニットを
確認するが昨日と変わらず(この時点でも気づいていない‥) キーが回ると言う事は、この時点で
キーシリンダーの線は完璧に消える、ましてスムースに回ってるし、キーシリンダーが回る事に
よって基本的なシフトレバーとキーシリンダーギヤの動きが解る様にはなったのだが異常を
見つけられない(当たり前ですこの状態は正常ですから‥) もう担当メカと私の頭の中は???
だらけ、あちこちいじり回していると又してもキーが回らない! はぁ~ なんで! 
マタマタよ~く目を皿の様にして眺めるも解らず!症状が出ている内にと こいつはもう標本を
持って来るしかないと判断、いそいそとパーツ取り車からユニットを外し2つ並べて睨めっこ、、、、!
通常、キーON時キーシリンダーに連結されたギヤが右方向へ回転しながら移動(画像2枚目参照)
シフトレバーをフリーにします。逆に停止時はドライバーは先にP位置にシフトレバーを移動、
シフトレバーのカムが上方へ押し上がってきます。その後キーをOFFにする訳ですから左側へ
キーシリンダーギヤが移動、シフトレバーカム部にL型のストッパーが接触、シフト固定、という
構造です が、しかし、2つ並べて良く観察した結果!!何と!キーシリンダーギヤL型部の頭の上に
ちょこんとシフトレバーカムが乗っかってるでは有りませんか!!
まさにロックオン状態ですね
現車に装着の状態でしたら更に車重もかかるでしょう これではキーシリンダーは回りませんよね。
で、なんでこうなってしまうかです。先ずキーシリンダーギャ部を分解、確認です。パーツの設定は
画像3のパーツ構成、取り付けも至って単純、メインのギャをロックピンで押さえ裏からスナップリングで
固定、簡単なリターンスプリングで補佐する。 と、言うような構造です。勿論この様な構造の為、ある程度
のガタがあつて当たり前です、逆にシフトレバー側も上下の遊び(異常と言う意味ではなく)がありますので
微妙なタイミングでこの様な状況に成ってしまったのでしょう。両方を比べてみてもストッパーが接触
している部分は両方共1mm程度です。ま、車、車で固体差はあるとして異常、故障と言えないまでも
現に事が起きているだけに如何するか?
検討の結果、シフトカム部下方(キーシリンダーギヤと接触する部分)に電付溶接で対応、ストッパー
部分増設で対応致しました。
